腱(けん)は筋肉の抹消です。
腱が収束して堅くなると隣の骨に付着し、腱と腱を包む鞘が摩擦で腫れる炎症症状が腱鞘炎です。
炎症は痛みを伴い、悪化すると膨れて太くなります。
伸ばしたり曲げたりすると痛みが生じます。
長引いてくると、慢性化してその状態が固まってしまって、動かしにくくなってしまいます。 

腱鞘炎は指の使い過ぎで引き起こされます。
ギターやピアノなどの楽器奏者、パソコン事務、パティシエなど手を酷使する職業の人がかかる傾向にあります。
「たかが腱鞘炎」と見逃してしまいがちですが、慢性化すると治りにくくなり、楽器を弾くなどの楽しみが損なわれてしまいます。
早めの治療が大切です。 

筋肉運動を急に行うことによって生じる場合、治りやすいと言われます。
逆に治りにくい状態とは、ギターによる腱鞘炎の場合、うまく弾けない部分だけ何回も、何時間も引き続けていて、同じ筋肉ばかり常に使うことにより、疲労を感じ、コリが出てくる状態です。
筋肉が固くなってコリをそのままにしておくと、運動機能障害がでてきます。
こうなるとやっかいです。 

治療で大切なのは、腱の炎症部分を癒し、腱の筋肉の弱みをケアしていきます。
腱の炎症自体が治ったとしても、その原因となった筋肉があると、再発してしまうためです。
筋肉を柔らかくさせることにより、酸素を得て健康的な筋肉に戻します。
放置して慢性化した腱鞘炎のまわりの筋肉を柔らかくさせるのは大変ですが、根気強く続けていきましょう。